ドイツとドイツ語・郷愁の日々 - ドイツ語・ドイツ語圏文化あれこれ

ドイツとドイツ語・郷愁の日々

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ドイツのレストラン

ドイツというと小さいころからの印象は、西ドイツと東ドイツという2つに分割された国ということが特に強かったです。ドイツの地方都市はどこも魅力があり、歴史的に意義深い場所が数多くあります。ベルリンはやはり現代ドイツの中心都市として、新しい統一後のドイツの首都として、歴史の重みと未来への期待が均衡を保つ激動の20世紀ヨーロッパの遺産を残している場所です。

ドイツの街で印象深い出来事があった場所としてはやはりベルリンですね。ベルリンには意外と緑が多く、ベルリン・フィルが毎年初夏に行う「ピクニック・コンサート」の会場となる、山の中にある歴史ある円形屋外ステージWaldbühneがあります。反ナチ運動の告白教会の中心的存在であったイエス=キリスト=教会 (ダーレム)があり、クラシック音楽のレコーディングも多く行われていて、カラヤンの往年の名盤となる録音も行われています。音楽家など仕事でのつながりも深く、日本人も留学生や現地駐在員、ガイドなど多く見かけますが、何よりもヨーロッパの前衛芸術の先端を走る代表格ー的な存在としても刺激的な場所となっています。

ドイツで貴重な体験をしたと感じるのはハンブルクでのことです。8月の夕刻、インターシティ(特急列車)でハンブルクに到着したのですが、夕立に会い、ものすごく寒かったことが思い出されます。街は一気にレインコート姿の人々に溢れ、あたりの急激な様変わりに呆気にとられました。

ドイツはクラシック音楽の大国です。なかでもベートーヴェンの貢献はとても大きなものがあります。宮廷や貴族の機会音楽を拒否し、芸術作品として意味を持つ創作を生涯続けたことは、音楽の歴史的な分岐点を導いた革命家と言い換えることもできます。協奏曲の分野でもピアノ協奏曲5曲、バイオリン協奏曲1曲、バイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲があります。特にそれぞれの第三楽章においての舞曲的なリズムはバラエティに富んでいて、その多彩さには只々感服するばかりです。ドイツ文学の世界は地味だが奥深い作品に溢れています。ゲーテの肩書は詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家と多彩ですが、間違いなくドイツを代表する文豪です。初期のゲーテはシュトゥルム・ウント・ドランクの代表的詩人で、25歳のときに『若きウェルテルの悩み』で小説家として文名を轟かせています。『ファウスト』は手塚治虫の漫画作品にも影響を与え、漫画版『ファウスト』や『百物語』『ネオ・ファウスト』などの作品が生み出されています。

ドイツはまたサッカーの伝統的強豪国としても知られ、世界最強リーグと称される「ブンデスリーガ」には、リーグ優勝3回、ドイツ・カップ3回優勝で日本代表の遠藤航が2018年より所属するバーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトに本拠地を置くVfBシュトゥットガルトなどの伝統的チームがあります。

ドイツ語はこれらの芸術・文化社会の礎となっている豊かな土壌となっている言語です。


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