ドイツ語・第一歩からの脱却 - ドイツ語・ドイツ語圏文化あれこれ

ドイツ語・第一歩からの脱却

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ガーデニング

ドイツという国はどういう国か、たまに不思議に思うこともあります。ドイツで驚かされるのは地方都市の文化が独自であることです。デュッセルドルフはドイツで最も日本と関係が深い都市です。デュッセルドルフには約6000人の日本人が在留していてヨーロッパではロンドン、パリとともに3大日本人コミュニティを形成しています。ブンデスリーガのサッカーチームには伝統あるチーム、フォルトゥナ・デュッセルドルフがあり、2019年にプロ契約を結んだ日本出身のアペルカンプ真大(あぺるかんぷ・しんた)が在籍しています。デュッセルドルフ市内のノルド・パーク(北公園)には大規模な日本庭園があります。

ドイツでもわりと思い出深い都市としてはハンブルクがあります。自由ハンザ都市ハンブルク(Freie und Hansestadt Hamburg)という独特の空気を持つ存在であり、国際海洋法裁判所があります。ナイトクラブがたち並ぶ歓楽街レーパーバーンも港湾都市としての風俗文化が色濃く、そうした意味で有名です。

ドイツでの印象的な光景にはハンブルクで目にして体験した出来事があります。8月の夕刻、インターシティ(特急列車)でハンブルクに到着したのですが、突然の夕立に会い、ものすごく冷え込んだことが思い出されます。街は一気にレインコート姿の人々に溢れ、あたりの急激な様変わりに呆気にとられました。

ドイツの作曲家は多くいますが、ブラームスはその中でも人気で、重厚なドイツの響きともいうべき作品を多く作り上げたことで評価が高い作曲家です。「ドイツ・レクイエム」と言う作品があります。宗教的作品はあまり多くありませんが、通常はラテン語のレクイエムをドイツ語の翻訳を歌詞にして書き上げたことにブラームスのドイツ語への愛情を感じます。しかしこの作品、原題は Ein deutsches Requiem で日本語に訳すときは、「ドイツレクエイム」と訳されていますが、ドイツをまるまる背負っているようなものではなく、「ある一つのドイツ語によるレクイエム」という控えめな訳し方にしたほうがブラームスの本来の意図に近いような気がします。ドイツ文学には独特な世界観で自由を追究した作家たちもいます。ドイツの文豪と言えばゲーテと並んでシラーの名前が挙げられます。彼の戯曲第一作『群盗』はシュトゥルム・ウント・ドラング運動の代表作に数えられています。 ベートーベンの第九交響曲の第4楽章で引用される「歓喜に寄す」でもよく知られています。

ドイツはFIFAワールドカップ4回優勝のサッカー強国で、世界最強の呼び声の高いブンデスリーガには、1967-68に1部リーグで優勝したバイエルン州に本拠を置く、1.FCニュルンベルク(エアスター エフツェー ニュルンベルク、1.FC Nürnberg)などがあります。

ドイツ語はこうした文化・芸術などを生み出した豊かな土壌となっている言葉です。


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