ドイツ文化・ヨーロッパの哀愁 II - ドイツ語・ドイツ語圏文化あれこれ

ドイツ文化・ヨーロッパの哀愁 II

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窓の多い建物

ドイツとの関係はもうかなり長く、数々の思い出もあります。ドイツで最も人気がある都市はどこでしょうか、人それぞれに違いますよね。ベルリンはやはり戦後から未来へ向かうドイツの平和都市として、新たなるドイツの首都として、伝統の尊重と革新の許容が混在する激動の歴史を色濃く残している場所です。

ドイツでもわりと思い出深い都市としてはベルリンが筆頭に来るでしょう。旧西ベルリンは旧東ドイツの中にあった陸の孤島と呼ばれた地区でしたが、統合により現在は首都機能を備えたヨーロッパ有数の最先端文化都市となっています。ベルリンのランドマークにもなっているベルリン・タワーはテレビ放送塔ですが、現地では単にFunkturm(放送塔)と呼ばれています。旧東ドイツがその経済力を誇示するために建て、365mの高さは当時の西ドイツ、シュトゥットガルトにあった放送塔を凌ぐものでした。しかしそのデザインはどこか無機的なものが感じられ、あまり好きではありません。ドイツの伝統的な一面も保ちながら多国籍的食文化も発展しています。ベルリンは世界の料理が集結しているグルメな都市です。

ドイツでの印象的な光景にはハンブルクで目にして体験した出来事があります。8月に鉄道の乗り換えで、滞在時間は短かったのですが、突然の夕立に会い、ものすごく冷え込んだことが思い出されます。街は一気にレインコート姿の人々に溢れ、あたりの急激な様変わりに呆気にとられました。

ドイツ、オーストリアはクラシック音楽の世界では多くの作曲家が活躍しています。なかでもシューベルトの功績は大きいです。シューベルトは初期ロマン派の作曲家という見方をされますが、創作時期にはベートーヴェンの晩年とほぼ重なっていて、様式的にも厳格な古典派の作品が多くなっています。「歌曲王」の冠を戴く彼の作品はゲーテやシラー等の文豪の詩の世界に新たな息吹を与えたものとして、芸術的に高い評価を受けています。ドイツ文学の世界は地味だが奥深い作品に溢れています。新しい文学運動「疾風怒涛(シュトルム・ウント・ドランク)」を展開した中心人物はゲーテです。小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残しています。ドイツ語文法などを編纂しドイツ近代言語学の祖としても知られる『グリム童話』のグリム兄弟の兄ヤーコプ・グリムが主筆した『ドイツ語辞典』にはゲーテの全作品からの引用がとても多いことが知られています。

ドイツはW杯優勝4回のサッカー大国としても知られ、世界最強を誇るブンデスリーガには、1967-68シーズンにリーグ制覇、DFBポカール(ドイツカップ)で4回優勝し、清武弘嗣(2012-14)、 金崎夢生(2013)、長谷部誠(2013-2014)、久保裕也(2018-2019)が在籍していた1.FCニュルンベルク(エアスター エフツェー ニュルンベルク、1.FC Nürnberg)などがあります。

ドイツ語はこれらの芸術・スポーツなどの豊かな土壌となっている言語です。


ローテンブルクの街並7-618letter.jpg
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