ドイツ語・遥かなる哀愁 II - ドイツ語・ドイツ語圏文化あれこれ

ドイツ語・遥かなる哀愁 II

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売店のお菓子

ドイツという国はどういう国か、たまに不思議に思うこともあります。ドイツはもともと地方分権国家で特色ある小都市が数多くあります。ミュンヘンはドイツ南部の経済の中心地です。1972年に夏季オリンピックが開催されたオリンピック・シティとしても知られています。政治的にはバイエルン州のみで活動するCSU(キリスト教社会同盟)の本部があり、がバイエルン以外で全国展開する連邦議会与党第一党のCDU(キリスト教民主同盟)と統一会派をなしています。ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンも2021年FIFAクラブチームW杯で優勝するなど世界的に知られている強豪クラブです。

ドイツの旅行の記憶で時々フラッシュバックする光景としてはケルンもその一つです。オーデコロン(ケルンの水)の名前の由来となった発祥の地でもあり、オーボエの宮本文昭が在籍していたケルン放送交響楽団の名前もこの地への思いを駆り立ててくれます。4世紀に建立され、激動の歴史のなかで2度の焼失後、600年をかけて完成した3代目となるケルン大聖堂も歴史の重みを感じさせてくれます。

ドイツの旅の忘れがたい光景としては、バルト海にほど近い港町リューベックがあります。リューベック中央駅から向かうと旧市街の入り口に建つホルステン門は15世紀に建てられたものとは思えないほどの大きさで、門と言うよりは城か要塞のような建造物でした。リューベックはかつて「ハンザの女王」とも呼ばれていた海運・商業・工業の要衝都市でもあります。

ドイツはクラシック音楽の世界では多くの作曲家が歴史的に活躍しています。なかでもベートーヴェンは大きな役割を果たしています。それまでの古典派の音楽を形式美から激しい感情の起伏を加え新たな表現芸術へと進化させました。ベートーベンは九曲の交響曲で様々なリズムを多用た感情表現で、古典派からロマン派への橋渡しをした役割は非常に大きいものがあります。ドイツ文学には独特な世界観を持つ作家たちもいます。新しい文学運動「疾風怒涛(シュトルム・ウント・ドランク)」を展開した中心人物はゲーテです。晩年の大作には『ファウスト 悲劇第二部』(1831年)があります(第一部は1806年に執筆)。ドイツ語文法などを編纂しドイツ近代言語学の祖としても知られる『グリム童話』のグリム兄弟の兄ヤーコプ・グリムが主筆した『ドイツ語辞典』にはゲーテの全作品からの引用がとても多いことが知られています。

ドイツはサッカーW杯複数回優勝国としても名高く、ブンデスリーガには、日本代表の堂安律が2020年PSVよりローン移籍している、ノルトライン=ヴェストファーレン州・ビーレフェルトに本拠地を置くアルミニア・ビーレフェルトなどのチームがあります。

ドイツ語はこうした芸術・スポーツなどの豊かな土壌となっている言葉です。


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